リック&きいちゃんの腎臓病日記

生まれつき腎臓病をかかえた兄リックと、妹きいちゃんの今までの闘病記録と現在の治療や日々の出来事を書いていきます。

一夜明けて仲直り

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日曜日の夜、久しぶりに、きいちゃんとケンカしました。

ケンカの原因は、とっても些細な事。
お互いに、和室の私物をかたずけようという話から、お互いの揚げ足取りになり、つい感情的になってしまいました。

でも、駅まできいちゃんを送っていったとき、ブスッとしている僕に、

「送ってきてくれてありがと」

きいちゃんの方が、大人の対応。

昨夜はゴメンね・・・

インフルエンザ警戒警報発令中!

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リックときいちゃんの弟のカナト君が先週末の金曜日から、インフルエンザのA型に罹患しました。

カナト君は、現在、自室で隔離中。
トイレ以外は、部屋から出てこないよう厳命されています。

というのも、リックときいちゃんが免疫抑制剤を飲んでいるので、感染症にかかりやすいからです。

主治医の先生からは、
「1回発熱するたびに、腎機能は1ポイントダウンするよ」
と言われています。

過去に、リックが風邪で体調を崩してから、急激に腎機能が悪化したというのを経験しています。

なので、できる限り、風邪やら感染症にはかからないように注意させています。

腹膜透析ってどんなもの?

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前回、腹膜透析のことを書きましたが、腹膜透析とはどんなものか簡単に書いていこうと思います。

まず、初めに腹膜透析とはどんな透析方法かというと・・・

「内臓が収められている腹膜という袋に、直接、透析液を流し込み、体の老廃物を透析液に取り込む」

という透析方法です。

具体的に説明します。

まずは、どうやって腹膜に透析液を流し込むかというと、まずは透析用のチューブを手術で設置します。
透析用のチューブを設置した後は、お腹の中からチューブが50cmほど出ている状態になります。

あとは、毎日、そのチューブに透析液の入った袋を繋ぎ、お腹の中に透析液を流し入れ、一定時間貯留します。
お腹の中に貯留している透析液は、体の濃度より濃い液体となっているので、体と透析液との浸透圧の差で、腹膜に張り巡らされている血管から、不要な水分と老廃物が透析液へ溶けだしていきます。
その後、透析用チューブから余分な水分と老廃物が溶け出した透析液を排出します。

透析液は、お腹の中に流しいれる前と、お腹の中から排出した後では、お腹の中から排出した透析液の方が液体の量が増えています。

腹膜透析は、血液透析と比べて痛みもなく、体への負担が少ないです。
また、透析を自宅で行えるため、血液透析のように病院へ通院する必要がありません。
なので、日常生活の負担もすくないです。

ただ、やはりデメリットも存在します。
デメリットについては、次回書いていこうと思います。

毎日元気に登校しています!

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入学式から今日でちょうど1週間になります。

今のところは、大きな問題もなく元気に登校しています。
心配だった列車内の睡眠発作も、友達も一緒なので安心です。

ただ、問題なのは・・・

毎朝、準備が遅いこと!
ここ何日かは、本当に列車時間ギリギリです。

頼むから、もう少し早く準備してよね・・・(^^;)

 

 

 

腹膜透析といろいろな制限

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リックは小学校1年生の時に腎臓移植をしましたが、その前は、約2年間腹膜透析を行っていました。

腹膜透析を行っていたころが、食事制限や水分制限もありましたが、日常の生活にも様々な制限がありました。

腹膜透析は毎晩自宅で睡眠中に行います。

夜、決まった時間になるとお腹に設置したチューブと透析の機械に繋ぎ、朝までその状態です。
当然、寝返りなどでエラーが出る時があります。
そのため、夜中に起きて確認作業をすることが何回もありました。

また、毎日透析を行うため、旅行などに行くときも、事前にいろいろな準備が必要です。
旅行に行く際は、宿泊先に透析の機械を持ち込むことを説明し了承をもらいます。
そして、宿泊先が決定したら、透析機械のメーカーに連絡し、透析機械と透析の薬を宿泊先に送ってもらいます。

他にもいろいろありましたが、それでも、血液透析よりは制限が少ないので、それなりに生活を送れていました。

薬の飲み忘れには注意しましょう!

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「行ってきます!」
と元気に学校へ向かったリックさん。

事件は、その直後に置きました・・・

「薬飲んでないよ!」
母の一声!

慌てて、リックの携帯電話に連絡するも応答なし!

仕方がないので、僕が車で追いかけることに・・・

車の中で電話をかけ続けるも、相変わらず応答なし。

学校の駐車場に到着すると、リックはまだ車の中でした。

薬を手渡し一件落着。

慌ただしい朝でした。

 

塩分は控えめに・・・

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腎臓を保護するためには、塩分は大敵です。

腎機能が低下してきのなら、なおさらです。

塩分は、とりすぎると、ご存じのとおり高血圧を招きます。
腎臓には血圧をコントロールする働きがありますが、腎機能が低下すると、その機能も低下してしまい高血圧になりやすくなります。

また、腎臓は余分な水分や老廃物を体外に排泄する働きがあります。
しかし、腎機能が低下する、とその機能が落ちてしまいます。
塩分をとりすぎると、体はどうしても水分を欲しがります。
腎機能が低下した状態で水分をとりすぎると、体の中に水が溜まっていき、むくみや高血圧の原因にもなります。
そのれよりも怖いのが、体の中に水分が溜まると心臓などの働きにも悪影響を与えます。

それを防ぐためにも、普段から塩分の取りすぎには十分注意する必要があります。