公立福生病院で起きた透析中止での患者の死亡について思うこと・・・
東京都の公立福生病院で、一旦は透析中止を望んだ患者が、その後、透析の再開を訴えるも透析が再開されることなく死亡したニュース。
このニュースを聞いて、本当にただただショックでした。
なぜ、こんなことが起きたのか全く理解ができません。
病院側のコメントを見ても、本当に患者の意思を尊重していたのか、十分に説明がなされていたのか疑問が残ります。
辛い食事制限や、水分摂取制限が伴う透析治療。
辛くてもう死にたいと、一度は思った亡くなられた女性の気持ちは、痛いほど分かります。
死んでしまえば楽になれると思ったのでしょう。
でも、透析中止後の尿毒症などの苦しみは、透析治療以上の苦しみだったハズです。
だからこそ、透析の再開を訴えたのに・・・
病院側は、
「意識がハッキリしていた時期の選択を尊重した」
とのコメントを出しました。
そのコメントには命を守ろうとする意志は感じられません。
尿毒症が酷くなれば、意識障害が起こります。
でも、そんな状態の中でも、透析の再開を訴えたのは症状の辛さからくるものに他なりません。
旦那さんにも、透析再開を相談していたようです。
それなのに透析を再開の訴えを聞き入れず、自信の都合の良い言い訳をして死に追いやる行為は殺人と同等だと思います。
真摯に命に向き合えない医師は、医師ではありません!
この件は、本当に徹底的に究明して欲しいと思っています。