リック&きいちゃんの腎臓病日記

生まれつき腎臓病をかかえた兄リックと、妹きいちゃんの今までの闘病記録と現在の治療や日々の出来事を書いていきます。

体調管理の難しい季節です

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夏になると思い出すのが、リックの腎機能が急激に低下した時のことです。

リックが保育園の年中さんの時の夏のことです。
毎日、保育園で元気に遊んでいましたし、家にいるときはビニールプールで楽しく遊んでいました。
体もムチムチしてきたし、肌もこんがり小麦色です。
私たち夫婦は異常は、まったく感じませんでした。

なんだかおかしいなと思ったのは、入院する数日前からでした。
突然、おねしょをするようになったのです。
その頃は、きいちゃんもまだ小さく、手がかかっていたので、それで甘えたくてなのかなと思っていました。

それから数日後、熱を出したので病院に連れて行きました。
その時は、毎日プールで遊んでいるし夏カゼかなと思っていたのですが・・・

先生から言われたのは、
「すぐに透析のできる施設のある病院に転院させます。どうしてこんなになるまで放っておいたのですか!」
自分たちは、その時、何を言われているのか全く理解できませんでした。

詳しく説明を聞いて愕然としました。
腎機能が低下し、このままだと緊急に透析をする必要が出てくるかもしれないということでした。

体がムチムチしてきたと思っていたのは、腎機能の低下による体のむくみでした。
皮膚が黒くなってきたのも、日焼けではなく腎機能低下によるものです。
そして、おねしょも腎不全の症状の1つでした。
夏カゼと思っていた発熱は、それらの異常の積み重ねによる発熱でした。

サインはたくさん出ていたのに、それに全く気が付けませんでした。
後悔しました。
自分に対しての怒りや、リックに対しての申し訳ない気持ちで、心はグチャグチャになりました。

あんな思いは二度としたくないですし、してはいけないと思っています。
だからこそ、気にしすぎと言われても、細かいことまで気にするようにしています。